展示会会場で実際にセットをしていただきました。
一回の口頭の説明だけで、このように上手に座らせていただきました。
体を自力で支えることが出来なくなった家族を、ベッドに座らせようとして、掛け布団を丸めたり、座布団や枕などを使って土手のような支えを作った経験はありませんか。
端座位ヘルパーは、その土手のようなものを発泡スチロールで一体成型したものとお考え下さい。
手作りの土手とは違って軽量なので動かないように前側を二本のマジックテープでとめています。毎回土手を作らなくてもよくなります。片手で持てます。日常使いが出来ます。
端座位ヘルパー座部寸法は、折り畳み式車椅子から取っています。
(座部下面寸法:幅410mm×奥行400mm)
背もたれは11度後ろに傾き、お尻は、エアーマットまたはマットレスにやや沈みます。
車椅子に移乗しましょう。名実ともに 立派な「離床」です。
支えてもらってでも移乗すれば、健康効果があります。
しかし、段々移乗が大変(ケアする人も含めて)になってきて、寝たきりの時間が増えてしまってはいけません。
端座位ヘルパーはお尻がベッドについているから「離床」ではない!?
いえいえ、座位からくる健康効果は、車椅子座位と同じです。
端座位ヘルパーは、実を取りに行く 道具とご理解ください。
もちろん車椅子と併用して使って、トータルの座位時間を稼ぐことも可能です。
TAISコード:01957-000002
頭の重さは、体重の約10%もあると言われています。座れば、頭から下の部分は、頭を支える「仕事」をすることになります。
一方、昼間もずっと寝て過ごす人は、無重力状態のようなベッドの上で、筋肉は衰えていくばかりでしょう。
廃用障害と戦うのは簡単です。ただ座るだけで良いのです。
老老介護は人手不足でしょうか?施設とは違い、必ず一人ついています。
しかし、寝たきりになった配偶者を自身も高齢な方が24時間ケアすることは大変な労力です。その点を考慮し、毎日、しかし一日に何回でも座らせてあげていただけるよう、端座位ヘルパーは超軽量に作っています。座らせる時も、寝かせる時も、とても楽。車椅子移乗の様に抱え上げたり、リフトを用意したりすることはないのです。
TAISコード:01957-000004
全身の筋力が衰えている方、片半身にまひのある方は、座った時に腕をだらりとぶら下げないようにしましょう。
まひ側の肩にとって腕の自重は負担になります。リラックステーブルでまひ側の腕を支えて下さい。車椅子に座った時も亜脱臼防止に注意しましょう。
リラックステーブルは、桐製。無塗装。超軽量約500g。全周角丸仕上げ。
リバーシブルなので、左半身麻痺、右半身麻痺どちらの方にもお使いいただけます。上の画像は左半身麻痺の方の例です。
端座位ヘルパーはローパック。
食事はもたれ姿勢となるギャッチアップ姿勢より、ちゃんと座った方が目覚めて安全ですが、万が一むせた時、すぐに背中をさすって上げたり、軽くたたいてあげたりしやすいためです。
ギャッチアップやハイバック車椅子ではそれらが出来ません。
初動が大事です。誤嚥は怖いものです。
誤嚥防止を強く意識した特殊な椅子とご理解ください。
TAISコード:01957-000003
端座位ヘルパー開発時、綿カバーの色を何色にするか決めよう、となったとき、誰でもが好きな青空の色にしよう、という意見が出ました。
長く寝たきりの人にとっては、寝た状態から座らせてもらっただけで、外の天気が一段階良くなって感じられるものです。
雨の日は、雨が上がって感じられ、曇りの日は、晴れの日に感じられるものです。そういったことから、ブルーは、端座位ヘルパーの原点の色、となりました。色で迷ったら、ブルーをどうぞ。
寝たきり対策の第一選択に端座位ヘルパー。
重量1400g。
長時間寝ている人をベッドに座らせるときは、まず声かけをして、ベッドの外へクロスさせないように出した両足に手を沿え、めまいや起立性低血圧を起こさないよう、上半身を出来るだけゆっくり起こしてあげてください。
このライム・グリーンの色、視界に入ってきた瞬間から、人を目覚めさせてくれる色です。しばしば座っていただいて、元気になっていただくための道具:端座位ヘルパー向きな色、ということでご用意しました。
寝たきり対策の第一選択に端座位ヘルパー。重量1400g。